はじけ鳳仙花―わが筑豊わが朝鮮― 富山には「アジア人として、女として、美の周縁から出発する」という信念があった。特に朝鮮半島の人々へ向けた眼差しがある。一方、土本は水俣病による絶望的な現実と、それでも生きていこうとする人々の力をすくい上げようとした。そんな土本にとって、富山が持つ「暗いリトグラフと美しい世界の両立」に迫ることは、必然だったに違いない。それは「同志」である二人の表現に対する真摯な追究の姿でもある。 監督 土本典昭 製作 重松良周 前田勝弘 撮影 清水良雄 音楽 高橋悠治 三宅榛名 ナレーション 李礼仙 原案 富山妙子 照明 加藤純弘 録音 本間喜美雄 出演 富山妙子 製作年 1984 製作国 日本 上映時間 48 ShareSNSでシェアしよう! 戻る